君の名は。雑感

 流行に乗り遅れることに対して何よりも恐怖を感じるので「君の名は。」観てきました。人並みにインターネットを嗜んでいるのですが実際に映画を観るまでネタバレというネタバレに出会うことはなかったので世の中のネットリテラシーの高さを感じました。というわけで内容の話にいきましょう。あらすじは省きますね。なぜなら朝のニュースやいたるところで異常な量の宣伝が行われていたのでまともな生活をこの日本で送っているのならば知らぬはずはないからです。公開前にこの宣伝量は30億クラスやで〜これで大コケしたら飯がうまいな、と思っていたが杞憂でした。くそが

 まずはじめに良いところを褒めておきましょう。映像が綺麗でした。あとはおっぱいですかね。でも男女入れ替わりモノにおいて果たして胸を揉むだけで済むのでしょうか、いやそんなはずはない。文献をたくさん調べた僕は詳しいんだ。まあそんな話は置いといて、ネタバレを回避したおかげで劇場で知りましたまさか入れ替わってた女の子が三年前の人間であると。これね、明かされた時さすがの僕もここまでタキくんを白痴キャラにするなんて許せないよって怒りで前の座席を破壊するところでした。多少おかしいところがあっても気にせず楽しんでいた僕はいなくなりただ美麗な映像を受信する機械に成り果ててしまったのです。おわおわ。

 声豚なので名前も覚えてない三葉のお友達の女の子の話をします。見た目も完全にモブ顔で明らかにかっぺの象徴として描かれているのですがヴォイスが可愛すぎるのでところどころでメインヒロインはどっちかな?なんていう状況に陥るので注意が必要で困りました。それに僕は言の葉の庭を高く評価しているのでユキノちゃんが先生をやっているシーンで僕の名はクライマックスでした。彼女は心が壊れているので療養のためクソ田舎で養生しているのでしょう文学的である。この流れで脇役たちの話も済ませておきます。てっしーは眉唾ものの話を信じ平気で変電所を爆破するサイコ野郎なのでこの物語一危険人物です。彼は将来大きな犯罪を犯すはずなので結婚するcv悠木碧は悲しみに包まれるでしょう。あとは東京側の司くんと奥寺先輩。正直いてもいなくてもよかったですね。飛騨の旅についていった意味も僕にはわからないので奥寺先輩には彗星を眺めながら、まさに神の化身ね。とか適当な言葉を吐いて欲しかったです。それに新海誠にはなぜかNTR好きっていう印象があるのでもっと早い段階で奥寺先輩が見も知らぬ男ではなく司とくっつく展開もあったのではないか。そういうジャブが求められているのではないか。そういうことばかり考えてしまうから完全に映画との波長が合ってないから生きているのつらくないですかとか聞かれるとかそういうのはまた別の話。

 まとめると僕のような人間には眩しすぎる映画だったので大人しくはいあんどろーを体験しに言ったほうが皆しあわせになったのではないかということですね。求めているのは極上のカタルシスただそれのみ